商品画像を国内の大手販売店から盗み勝手に転載し、実際には商品在庫が無いのに、商品代金を振り込ませる悪質な詐欺商法が横行しています。
そんなさなか、新聞各社が「母の日の商品未着」を大きく取り上げました。
昨日、経済学者の中村達也さんと、ネット社会の商取引について短時間でしたが意見を交わし、現状は「心理的錯覚商法」が蔓延していることを確認し「ネット経済が萎縮・衰退してゆく過程」についてご意見を伺いました。
インターネットからあふれる情報は、ひとつの商品を選ぶにしても咀嚼しきれないほどの情報量があり、効果的な宣伝と並行してステマや大手ショッピングモールのショップランキング、amazonなどがおこなっているレビューなどを含む心理的錯覚商法、セキュリティーの脆弱性を強調する脅迫商法などなど・・・
この中から、ご自分の考えにあった商品を選ぶのは至難の業です。
また、大手アパレルメーカーなどが「環境保護活動の支援事業拡大」を謳いながら、日本国内の小さな漁村の経済を駆逐している「欧米的価値観至上主義」は、私たち日本の国民の価値観を無視しているとしか言いようがありません。
自分がラッシュもパタゴニアも絶対買わない理由。
にも関わらず日経ビジネスでさえ、下記のような馬鹿な記事を大々的に書いています。
ぶれない環境経営がブランドになったパタゴニア
時代が会社に追い付いてきた
このような記事が書かれてしまう背景には、日経や著者の情報収集力の無さだけではなく、ネットを利用した情報発信にガイドラインがほとんど無く、これまた「欧米的価値観至上主義」を見本とした「自己責任という名の無責任な放置」が野放しにされている事に他ありません。
ところが実際の日本はどうでしょうか? リアル友達が持っているもの、使ってみた感想などを聞いて同じものを注文する機会も多いでしょうし、人と変わったもの、新しいものを誰よりも先に買う人もいます。
しかし、この場合でも一番最初によく考えて欲しいことがあります。
それは
販売者や製造者が何を生業にしているのか?その理念とは?
ということを一考してから購入するということです。
たったそれだけで、ネット通販や錯覚商法、詐欺商法や脅迫商法の魔の手をかわせます。
ぜひ、多くの皆様がインターネットやパソコンで嫌な思いをしませんように!