Landerblue 永江一石さんの「3.11から6年経過して思うこと」を読んで。
私も2010年に本屋の親父が死んで、本の知識が乏しかった自分には継続営業は不可と考え店は閉め、今のパソコンのデータ復旧とパソコン対面修理の専門店を開業しました。
オヤジが30年以上培ってくれた信用を、私のお客様に対する姿勢で失わないように、嘘偽りなく正直な仕事をやっとの思いで一年続け、ご信頼という充実とは裏腹に、ハッキリと正直者は儲からない。と感じていた矢先に震災と原発事故が起きました。
私は、事故の状況が明らかになるにつれ、デマや嘘や思い込みで困っている方々を騙す悪徳商法がはびこるのを目にして、儲けよりも誠実さを一番大切にしていた親父の生き方の正しさを初めて空を仰ぎながら噛み締めました。
そこからは、一切ぶれることなく、パソコンの仕事も、スケートパーク設計も、音楽著作権と音楽文化の問題も、赤の他人の為に誠実に真摯に向き合って来ました。
私は、2011年に、失われた命と引き換えに、私自身のの生きる道に気づけたと感じています。
これからも、失われた命に向き合う時、生死に関わらず、多くの方々の前で自分を振り返り、恥じることの無い生き方を貫き通します。
皆さんが生まれてきて下さった事、生きて下さった事。心から有り難うございます。
自分が生きている限りこの感謝の念は変わる事がありません。
本当に有り難うございました。