よもやま話 修理人の生活環境など

修理人がプロ意識を身につけるまでの出来事について

投稿日:2015年5月9日 更新日:


今朝、かさこさんのSNS公開投稿で目にした「プロ意識」についてのシェアが心に留まりました。

20150509

劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアのほんのわずかな違い~生き残る人・消える人~11のポイント

45歳になる今ではプロ意識とわざわざ言わずとも当たり前のように考え行動している修理人ですが、この境地に至るまでは素人以下のダメ人間だった頃があります。

例えば身近なところですと、今年の四月から栄茶屋で契約社員として働く19歳の長男の友達がアマの真っ最中です。仕事場にスマホを持って行っても何の役にも立たないようで家に置いて行ってしまうのですが、休日で長男は必ず出勤の時、私が家に居りLINEのアラートが五月蝿いので電源を落としに行ったら「バイト先の客が多すぎてイヤだ」「もうバイトやめたい帰りたい」と、ロック画面にどんどん流れてきていました。

修理人にもその気持ちもの凄くよくわかります。そして、愚痴をこぼせる相手が長男であることや、それでもバイトに勤しんでいるのでアマとはいえダメ人間では無いのでこの友人に関しては何の心配もしていません。

ではどうやって人はプロ意識を身に付けるのでしょうか?

他人のことはわかりませんので、私が意識的に堅持していてこれからも絶対に手放さないプロ意識をご紹介し、それを身につけるに至ったエピソードを書いてみます。

  1. 自分の発する言葉に対するプロ意識
  2. 自分の書いた文章に対するプロ意識
  3. 自分の考えを実行した結果に対するプロ意識
  4. 自分の作った物に対するプロ意識
  5. 仕事と依頼者に対するプロ意識
  6. 夫であることを選んだ自分に対するプロ意識
  7. 親になることを選んだ自分に対するプロ意識
  8. 子を育てることを選んだ自分に対するプロ意識
  9. 社会で生活することを選んだ自分に対するプロ意識
  10. 親が死ぬまで寄り添うと決めた自分に対するプロ意識
  11. 私に頼ってくれる他人に自分が約束したことに対するプロ意識

1.自分の発する言葉に対するプロ意識

やりたい事とやる事の違い。誰でも幼い頃からうすうす気づいていると思いますが、人にはやりたいと思うことと実際にやる事にはかなりのギャップがあります。もし、やりたいと思うことを言葉にして他人(私にとっては親も子も友も基本的に他人です)に発信し続けたとします。しかし、いつまで経ってもやらない。これでは、他人からの信用を失います。

私には16歳で結婚を決めた人がいました。相手の親も黙認(同意ではない)していて結婚が出来る年齢になった時、プロポーズしましたが結婚は出来ないと本人から言われました。相手を殺しかねないほど荒れましたが、時間が経つにつれ理解は出来ましたが何十年経っても受け入れることは出来ませんでした。しかし、今私が幸せな暮らしが出来ているのは、はっきりとした言葉で正直に相手のことも自分の事も最大限考え抜いた上で嘘を言わない選択をした彼女の言葉があったからです。恋愛と言葉に関するプロ意識に触れた瞬間がありました。

私には表面上の付き合いやなんちゃって友達が居ません。そんなモノは生きていく上で全く必要ないからです。お客様に関してもお客様が取る距離の範囲の中で親身になって最大限相手の事を考えています。そんな私が発する言葉ですから、少なからず相手に影響を与えることを理解しています。嘘はつけません。

2.自分の書いた文章に対するプロ意識

紙媒体だろうがネット上の記述だろうが文章は必ず残ります。そして言葉や文章は暴力にもなります。

中学生のときパトカーが学校に迎えに来て、八王子警察署で傷害事件の参画および実行犯として調書を書きました。書いた内容に沿って家庭裁判所で判決が下りました。しかし私は、警察官を前に調書の中で自分の力を誇示するよう唆され、実際の犯罪以外に全ての傷害事件の計画を立て指示を出した参謀として裁かれたのです。

文章や指紋、印鑑の重みとそれらが与える影響について身をもって知ることになりました。もちろん、この頃から法律に興味を持ったので、法治国家の下では弁護士という資格と職業は公に喧嘩が出来る強い武器であることも知りました。

私が書く文章は、困っている人をさらに陥れたり人に迷惑をかけ嘘やデマや詐欺行為をする人を徹底的に痛めつけます。絶対に赦しません。

3.自分の考えを実行した結果に対するプロ意識

2011年4月に八王子市の戸吹町にオープンしたスケートパークの行政との折衝や設計、現場指導などにNPO法人 日本スケートパーク協会の理事として八王子市と協働で関わることができました。このプラネットパーク2011年度のグッドデザイン賞を受賞し、公共スポーツ施設建設に対する市民の積極的な関わりが実践できた数少ない公共施設です。

このスケートパーク建設の中で学んだのは、その地域や地域に住まう人達、将来利用者、一生利用しない人含め、公共施設として税金で造るものに関して何が必要なのか?何を犠牲にするのか?それらが理解できたことです。

私はスケートボードのプロではありませんが、少子化が叫ばれる中、今もこれからも子ども達の心や身体を育むことが出来る公共施設がもっともっと必要だと考えていますし、これからもどんどん作ってゆきたいです。そして、自分の考えを実行した結果として何よりも大切で忘れてはいけないことは、想像以上に多くの地域住民や利用者、非利用者の方々に「許して頂いている」ということです。しかしそれは、約束を守れなければいつでもひっくり返される。ということです。だからこそ、施設を作るだけではなく、維持管理しモラル向上と他者に安心して許していただける施設を守るプロ意識が必要になります。

4.自分の作った物に対するプロ意識

18歳~20歳の間でした、TEACのFDD製造ラインで先輩に習いながら作業をこなし、手先が器用だったのであっという間に全工程1人で作れるようになりました。ラインリーダーになり、製造工程を管理する立場で新しい製品や仕様違いの製品を作るとき、私の母と同年齢くらいのパートのお母さんに作り方やコツを伝えて「完璧な製品を作る」「この生産ラインから人為的な不良品は絶対に出さない」という、若者特有の自意識過剰がありました。しかしある時、品質管理部門の出荷前検査で不良品は出ました。私の大きすぎるプライドと自意識は、検査員の検査方法に問題があると考え攻撃し、自分の指導方法やパートのお母さんたちの心情や私生活の環境や変化を疑わなかったのです。

他人に責任をなすりつけようとしました。
これは私の失敗です。どんなに思いを込め精一杯作っても、人であれ人が造った機械であれ誰かが何かで物を作るという作業では必ず不良品が出ます。どうしたら不良率を下げることが出来るか? 答えは、一人ひとりが作る製品に対して誇りとプライドを分散して持ち、それぞれがそれぞれの持てる範囲で責任を持つ意識を育てること。そして、それを管理する人がそれら全ての全責任を持つ。という意識改革が必要だということを失敗から学ぶことが出来ました。

5.仕事と依頼者に対するプロ意識

パソコンの修理やデータ復旧業を、父親の書店内を間借りして作業していた頃の話です。とても可愛らしい女性がパソコンの修理に来られました。パソコンの修理が完了しその可愛らしい女性は「コーヒーをご馳走したい」と言いました。親父も店にいて「行って来てもいいよ」と言ったので、下心が耳の穴から漏れ出しているのでは?と思うくらい舞い上がって二人で歩き出しました。

まだ元気だった近くのマクドナルドでブラックを飲み始めても、彼女はしきりに私を褒め称えます。それこそ気があるんじゃないか?位の勢いで。。。携帯電話の番号交換もメアド交換もあっという間です。

15分ほど聞いていると心臓がキュッとする言葉が彼女の口から出ました。マルチ商法の勧誘だったのです。私なら何千人もお得意様を持つことが出来ると。。。しかし私は、16~7歳の時に親友だと思っていた仲間からマルチに誘われ、20万で浄水器を買って友達にも勧めたら儲けられる。ということで、0101で10万(おそらく親のカードかな?その頃は甘かったから親が連帯保証人で私のカードだった気がしますが・・・)借りて「残りの10万は1週間以内に払うから」と言って総本部に行きました。その元親友は完全に失いましたが10万は払わず翌日0101に返し、利息の1,900円が勉強代になっていたのでした。

それ以来、どんなに自分の技術や生き方、人格、人脈を褒め讃えられても、プロだから当たり前のことなので図に乗らないようにしています。

6.夫であることを選んだ自分に対するプロ意識

私は俗に言うバツイチ再婚組みですが、寂しがり屋かどうかは別にして、再婚したという事は相手が誰であれ結婚生活がどういう事なのか充分知った上で、自ら選んで夫になりました。

後になって「夫になったのは失敗だった」と言いたくありません。そんなにモテるわけでもなく、たいした魅力もない男が一度失敗しているのに、また他の女性に迷惑をかけるのは心苦しいです。

ちなみに結婚は、自分の今までの生活環境や自分の経済力はもちろんですが、相手の親と自分の親が考え方でぶつかった時にどういう調整が為されるのか? を想像できないといけません。親の収入よりも親の思想が想像以上に影響します。なので経験上子ども達が結婚を意識し始めたら、その時付き合っている相手は無視して見合いをさせると思います。親に無視されても食い下がってくるような相手なら、私とは気が会うはずです。

7.親になることを選んだ自分に対するプロ意識

私は再婚した時に妻の子を養子にしました。これまた後になって「親になったのは失敗だった」とか、俺の子じゃ無いから育てられないなどとは口が裂けても言いたくありません。世間一般にはなかなか難しいとされているようですし、虐待やネグレクトに至ってしまうなんちゃって親もニュースで見かけます。

もし、同じように他人の子を自分の子として育てようとしている男性に助言が出来るとすれば「そもそも子を産まない男からすれば自分が関わった女性の自己申告任せなんだから一緒でしょ?」とストレートに言います。そう、子供は誰が生んでもどういう経緯で生まれてきても、目の前にいて自分を必要としていれば必ず育てられます。子供はモノではありませんし女性は子を産む道具ではありません。そして、どう育てたいとか将来どういう大人に成って欲しいとか、無意味な期待やプレッシャーを掛けたり神頼みしたりする宝くじ等ではありません。

親にできることはほんの僅かな事です。子は勝手に自分の人格を獲得して生きます。親に責任があるわけではなく、目の前にいる親の生き方に責任があることを忘れないようにしています。

8.子を育てることを選んだ自分に対するプロ意識

生活の中での最優先事項は、仕事でも金でも趣味でも付き合いでも意地でもプライドでもありません。私にとって一番大切なことは「子を育てること」です。私は生むことが出来ませんでした。母乳があげられませんでした。お腹を内側から蹴ってもらうことも出来ませんでした。

それはそれはとても寂しいことです。でも、できる事はありました。夜中に起きてミルクを飲ませたり、ウンチをマンコに摺りこんでしまって妻に内緒で一生懸命拭いたけど3回目のおむつ交換以降はプロの手さばきでした。米の匂いのするウンコはきっと食べられるだろうと思いました。(食べてません)

私は18歳で1人暮らしをはじめたので、親が一緒にいられるのは長くても20年だと思っています。それ以降も我が家でのうのうと暮らすことは本人のためによろしくないので寮に出すなり何か方法を見つけて1人暮らしをさせます。長男の貯金はあと一年もあれば、また100万円を軽く超えるので社宅に入りたいそうです。

子どもに対する、いやいや他人に対する愛情の度合いの強さって何で決まると思いますか? 一目惚れでも恋愛でも見合いでも大差ないと思いますが「一緒にいる時間」です。成長して性交を覚えた辺りから、遠距離でたまに会う人のほうが思いを募らせる時間が長くて愛情の度合いが強いと錯覚することもありますがそれは経験上絶対に嘘です。遠距離で思いを育むためには「信頼と約束」という補強が必要です。そのためには、自分がどうしたら信頼してもらえるのか?どうしたらお互いの約束が守られるのか?その感覚を身に付けて貰わないといけません。

子を育てると言う事は「頑固といわれようが石頭と思われようがどんなことがあっても絶対に揺るがない有言実行の人はいる」ということを見せ続けることです。なので、子供がいて離婚の可能性がある人の言葉に説得力が欠けてしまうのは当たり前です。

9.社会で生活することを選んだ自分に対するプロ意識

私は環境も影響していると思いますが、あるときから革命や反社会的な生活を選ぶことが自分の生きる道では無いことを自覚しました。小学生に上がる前からうすうす知っていましたが、人は誰でも、誰からも制限されていませんし出来ないことなど何もありません。人を殺すことも社会制度では禁止されていますが、生きた一塊の生命体としてこれを禁じることは出来ません。本当に何でもできるんです。

にもかかわらず、多くの人は人を殺しません。
しかし「法律で決められ社会制裁を受けるから人を殺したいけど殺さない」という考えは未熟です。他者の決めたことを基準軸にして自分のしていることの理由とする。ことを甘えと言います。大人として社会生活の規範に収まるように生きるなんてのは馬鹿丸出しのダメダメなんです。ガキそのもの。自分もそういう年の頃がありましたからよくわかります。

社会で自立して税金を納めながら自分の足や手や能力で稼いで生活する。ということを実践するためには他人が決めた法律や制度を知る必要は無いんです。どんなに憎くても「なぜ自分は他人を殺さないのか?」血を見ない殺し方だってたくさんありますが、この問いに、他人が決めた制度や法律を根拠にせず答えを考え、その方向を見つけることが、社会で生活するプロになるための条件だと思います。

10.親が死ぬまで寄り添うと決めた自分に対するプロ意識

少子化の影響もあり、老人がどんどん増えてきます。医療が発達していなかった大昔は肺炎でも骨折でも死んでいたのに、最近はもの凄く長生きします。そして目に付くのは投げやりな高齢者・・・特に奥さんに先立たれたうえに子ども達にもどうしようもない、関わりたくないと揶揄されているのか? 「もう先が短いから好きなように生きるんじゃ!」と生き方や人格を下げ始めてから早・・・20年くらい経ちましたか? この人の介護保険まで支払っているのかと考えると、見ている方が嫌な気持ちになります。

私は親をそういう厄介者にしたくないので、同居していますし、妻の両親とも同居しようとしています。
彼ら他人の手によって育てられたのですから、死に際は私の手の中でと決めています。

11.私に頼ってくれる他人に自分が約束したことに対するプロ意識

私は何のために生きているのでしょうか? 家族はもちろんですが、おそらく自分が生きていることを必要としてくれる他人のために生きているんです。私は彼らや彼女らに度々約束をします。それは、近い将来皆が生きること全般においてプロ意識を持って生きられるように、私が守った約束によって見えたものを、他の誰かと約束をすることで、もしかしたら連鎖してくれないかなぁ~と淡い期待を持っています。

人は誰しも1人では生きてゆけないと言います。

これはきっと、人は誰かに頼らなければ生きていけない。のではなく、人は誰かに頼られなければ生きてゆけない。のだと思います。

もし好きな人がいて、その人がいなければ生きてゆけないと訴え留めても、その人がそばにいて一緒に暮らしていても、相手が自分を必要としなければあなたがそこに生き続ける場所はありません。他人に頼られる人間になること。他人に信頼される人間になること。他人に必要とされる人間になること。これがプロ意識です。

恋愛することや、愛情をもつことや、肉体関係を持つことや、金を稼ぐことや、人を殺すことよりも、プロ意識を持つということは、ある人の様々な時期によってはもっともっと難しいことですが、誰にでも出来ることです。

最後に、こんな私を必要としてくれている妻からのメッセージを添えてみます。
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これを読まれた皆様が、短い人生を楽しみながらプロとして意識しながら生きて頂ける事を、心より願っております。

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